SFCニュース7月号

朋有り、遠方より来る、亦楽しからずや

コロナも5類に移行し、急速に元の生活に戻りつつある中で、目に見えて増えてきているのが外国人旅行者ですね。イスラエルの旅行社の方を知人からご紹介いただき、食事会に参加させていただいたり、私の韓国の友人も6月には次から次へと遊びに来て、楽しくも懐かしいひと時を過ごしました。

韓国留学時代に出来た友達は、大切な思い出を共有する本当に特別な存在です。それぞれ各国に離れ、それぞれに家庭を持っていても、今もずっと仲が良く、お互いの国に行くときは連絡し合って食事をしたり、会えてない友人の話も聞けたりして、思い出話にも花が咲きます。
 
そんな中、コロナ前に韓国と日本を行き来しながら生け花を教えていたチェアヨンさんから結婚して日本に住んでいるとご連絡いただきました。前回の花展にも出品したので、覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 
韓国でのクラスの際にとてもお世話になった韓国の友人とも春に日本に来た時に「彼女どうしてるかね?」と話していたので、早速連絡したところ、たまたま来週日本に来るとのことで、3人でお店で会う事に。久しぶりに韓国クラスの3人が集まってワイワイおしゃべりを楽しみました。
 
今のお住まいが千葉県で少し遠いため、藤沢にはなかなか来られそうにないですが、大田区の花屋の方で生け花のおけいこを再開すると共に、韓国語と生け花のクラスを作ろうと盛り上がっています。

孔子はこんな言葉を残していますね。「学びて時にこれを習う、亦た説 ばしからずや。朋有り遠方より来る、亦た楽しからずや。」

正にお花は様々な場面で学んだことを実践し身に着けていく事が大事ですし、一緒に学び合った仲間と再び学び合えること、その場に新たな友人が加わり、花好きの輪が更に広がっていく事は、とても楽しく嬉しいですね。皆さんも是非SFCでのお花仲間との関わりも大切にしていきましょう。お互いの作品を鑑賞し合うことでお花の表現も幅が広がりますし、お花とは関係のないおしゃべりでも自分の知らなかった世界が広がります。
 
さあ、今月も楽しくおけいこしていきましょう。