SFCニュース11月号

子どもたちから学んだこと

ようやく秋らしくカラットした天気が続いていますが、それでもまだ夏日の日があったりと、今年は本当にいつまでも暑いですね。
 
生け花トータルの落ち葉がなかったために取り入れたスタビライズドは、少し難しかったですが、さすがトータルの方々、とても素敵なオブジェが仕上がりました。秋を満喫できそうですね。
 
なんて思っていたら、今月はもうクリスマスのおけいこです。花屋の方も1日から店頭のディスプレイをクリスマス仕様に変えましたが、日中は25度に近い暑さ。まだまだやっと秋らしくなったという感じなのに、クリスマスなんて実感が湧かないですね。
10月は一輪車を習っている娘の衣装づくりで毎日夜な夜なミシンを回していました。一番上のチームに入ることが出来、今回はビデオ審査のある難易度高めの大会に出るとのことで、やっと衣装が出来上がったと思ったら、イレギュラーにビデオ撮りが続く日々。ビデオ撮りの日は衣装や髪型の準備などで保護者も付き添わねばならず、いつも以上に一輪車漬けの日々でした。
 
当然ノーミスでなければ審査に出せないので、保護者も息をのんで子供たちの演技を見守ります。ミスをしてはやり直し、ミスをしてはやり直し、そんな中、最後の方でミスが発生してしまい、声は出さずとも、ほとんどの人が「あーもうちょっとだったのに!」と思ってしまう状況で、メンバーの一人が「これ、今日ノーミス撮れるね!」と元気な声で言ったのです。私は思わずハッとしました。終盤でのミスを「もう少しだったのに」と嘆くのか、「もう少しでできる!」と思うかで、次のチャレンジに向かう気持ちが大きく違いますよね。そして、ミスした子はどんなに救われたことか。あの雰囲気の中で、パッとそんな風に前向きな言葉が出てくるのは、本当に素晴らしいと思いました。そして、見事その日ノーミスを達成しました。その子はリーダーではなかったですが、こういう皆の気持ちを引き上げる言葉を発せられることこそが、リーダーの役割だな、と子どもたちから学んだ一場面でした。
 
そんな前向きな思考を常にできるようにするためには、やはり自分自身をまずは満たしておくことが大事なのかも知れませんね。「花のある生活」を提供し、花を楽しむ人や花から元気をもらう人を増やしたいと思って仕事をしていながら、自分自身が目の前の仕事に忙殺されているようでは、まだまだですね。
 
年末が近づき、忙しい時期ですが、皆さんもせめておけいこはゆったりと楽しんで、自分自身を取り戻してくださいね。

今月のオーダー

ふじさわ法律事務所様    アレンジメント定期便
神楽坂 鮨輝らく様     定期装飾
尾崎司法書士事務所様    定期装飾
MORE BEAUTY TOKYO様 お花の定期便
平田恵里先生        お花の定期便   他

講師の部屋 ~檜枝蓮花~

今月は研修生の檜枝さんからご寄稿いただきました。
せっかく身に着けたお花を色々と役立たせていただいて嬉しいです。
まだまだそんな実力じゃないと思う方も、先生と一緒に制作すれば大丈夫ですから、ご相談くださいね。

2回目土曜日、教室の事務、お店の生けこみ、浜町ホテルでのワークショップなどを担当しております檜枝です。
 
下の子が二十歳になりました。お花を始めたころはまだ小さかったので時々お稽古に連れてきたこともありました。教室の先生方に優しくして頂いて嬉しかったのを覚えています。
 
最近は一緒にカフェに行ったり、鎌倉に散歩に行ったり。私が行きたいところを言うと、スマホでサッと調べて道案内もしてくれるのでとても楽ちんです。こんな日がくるとは。その娘が先日成人式の振袖写真の前撮りをしました。
 
娘に「髪飾り、作ってあげようか?」と聞いたら思いのほか喜んでくれたので、せっかくなので手作りしました。先生に教えていただきながらとても素敵な世界に一つだけの髪飾りができました。
 
先日、お嬢様のウェディングブーケやブートニアを手作りした生徒さんもいらっしゃいました。何か手作りしてみたい方は先生にご相談なさってみてはいかがでしょうか?いい思い出になりますよ。