昨年は、おかげさまでSFCは30周年を迎える事が出来ました。
30周年の記念として、クラウドファンディングによる多くの方の支援をいただき、記念誌を無事発行することが出来ました。
30年前、まだ10歳だった私は、お花を本格的に学び始め、SFCと共に成長してきたと言えます。
記念誌の編集作業で歴史を振り返る中で、本当に多くの方々にお世話になりながら育ってきたことを実感しました。
SFCの30年間を支えて来て下さった歴代の先生方、生徒さん、お客様に心から感謝申し上げます。
また、この30年間を振り返る中で見えて来たSFCの特徴は、とにかくイベントが多く、まずは自分たちが楽しむ!ということでした。
コロナ禍でなかなかイベントを開催することが出来ませんでしたが、今年は内部生と外部の方が楽しめるイベントにいくつかチャレンジしたいと考えております。
祐天寺校は3月にNAGOMI HOUSEのオープンデーでの作品展、藤沢本校は研究トータルコースの総テーマをSDGsと設定し、ビーチコーミングを兼ねた海生けを予定しております。
まずは自分たちが楽しく!そして、その楽しさをより多くの方に伝えて行ければと思っております。
もう一つ、昨年感じたこととしては、花の力でした。
コロナで大きく生活が変わり、制限のある生活の中でちょっとしたストレスが溜まる日々。
そんな中で、おかげさまで教室の門をたたいてくださった新入会員の生徒さんが増えたり、仲間内でも在宅勤務のおともに花を飾る投稿、庭やベランダで植物を育てる投稿などなど、花や植物の良さが改めて見直されてきた、という実感がありました。
コロナ禍で才能ある若者が自ら命を絶つニュースにも沢山触れましたが、とても残念でなりませんでした。
花に癒しの力があるとはいえ、花だけで救えるとは言えませんが、不安やストレスを抱える日々の中に、花があることで、ふっと力を抜くことが出来たりしますよね。
人は自然からの恩恵を受け、時には厳しい自然災害と向き合わねばならない事もありますが、良くも悪くも自然と切り離して暮らすことは出来ません。
花は生活空間の中に取り入れやすい自然であり、花が咲いて枯れてゆく姿は私たちに多くのことを教えてくれます。
日々のおけいこを積み重ねることで、花に触れることだけではなく、心を強くしていくことも出来ると感じています。
そんな花の力を「まずは自分たちが楽しむ!」ことで伝えて行くことを今年の目標としていきたいと思います。
本年もよろしくお願いいたします。
令和4年 元旦
有限会社湘南フラワーコーディネート
代表 阿多星花