SFCニュース2月号

如月にお花の生命力でエネルギーチャージ

 2 0 2 3年もあっという間に1か月が過ぎてしまいました。2月を如月と言いますが、厳しい寒さに衣を重ねることから「衣更着(きさらぎ)」が語源となっていると言われています。暦上は春とはいえ、1年の中でも1番寒い時期ですよね。また、春に向けて草木が生え始める「生更木(きさらぎ)」が転じたとも言われています。
 その名の通り大寒波がやってきたりと寒い日が続いていますが、そんな中でも切り花の世界はすっかり春になり、おけいこでも春らしい花材を積極的に取り入れています。この時期のお花は、1年の中でも一番みずみずしく生命力にあふれていて、寒くて縮こまっている私たちに元気を与えてくれますね。まさに衣更着であり、生更木だなぁと納得しました。


 1月はお店のオープンで新たにスタッフの方を外部から2人迎え入れ、様々な体制を整えるのに四苦八苦しておりましたが、お店のスタッフもそれぞれに真剣にあれこれ考えて前向きにチャレンジを繰り返してくれていて、徐々にいい雰囲気になって来ているのではないかと思っております。
 藤沢の先生達も見るに見かねて様々なアイディアを出してくれたり、急なイベントで人が足りないという時にも立谷先生がお店を手伝ってくださり、立谷先生でなければ気づかないような温かいサポートをいただきました。店をメインにしている佐藤順子さんも、バザーで手に入れたリサイクル缶にアレンジを販売して見たところ即売れたとのことで、他のお店ではやらないS F Cらしさを発揮していいお店にしていけたらよいかなと思っています。皆さんを巻き込んだからには重くのしかかる責任と共に、もはや自分一人では抱えきれない仕事が加速度的に増えていき、もはや誰一人欠けても成り立たない、そんな大切な同志になりました。
 まだまだ教室もお店も課題だらけで向き合えてない部分の積み残しだらけではありますが、今のところは良い事も悪い事も含めて、チャレンジしなければ経験出来ない事ばかりで、チャレンジしてみて良かったと思っています。
 おけいこもただ綺麗に生けることだけではなく、たまにはチャレンジしてみると新しい表現方法が見つかるかも知れませんね。そのチャレンジを面白がってやれるかどうかで、作品の豊かさ、人間性の豊かさが増してくるのではないかと思っております。
 せっかくお店を開いたので、今月も良い花材を揃えて楽しいおけいこをしていけるようスタッフ一同力を合わせて準備を進めております!
 春のお花からエネルギーチャージしましょう!