SFCニュース6月号

千里の道も一歩から

今年も梅雨の時期がやって来ましたね。梅が熟す頃の雨で梅雨という説もありますが、この時期になると、子どもの頃、母が梅干を漬けるのに青梅をザルに並べていて、家の中にいい香りがしていたことを思い出します。

先日、お店で小学校の町探検のインタビューを受け、人気のお花など様々な質問の中で、「一番好きな花は何ですか?」と聞かれて、「梅の花が好きかなー」と答えたら「どれですか?」と聞かれました。子どもの質問に対して渋すぎる選択だったな、と反省しつつ、「梅の花は2月に咲くから今はないよ」と教えましたが、「梅の花って梅干が出来るんですか?」と質問が続き、都会の子にとっては「梅の花」から「梅の実」が出来て「梅干」になるまでが、なかなかイメージが繋がらないかもしれませんね。花を起点に興味を広げて得られる知識は思ったより広いですね。

ちなみに私はこんな仕事をしていても基本的に花より団子ですが、梅干はなかなか成功したことがなく、梅は食べるより見た方がいい、と思うことにしました。

話は変わって、先月末、目黒校の生徒さんからBリーグのファイナル決勝戦の招待チケットをいただき、三女とそのバスケ仲間と観戦に行ってきました。テレビでもかなり取り上げられいたほど劇的な大逆転でものすごく盛り上がりました。それまでBリーグを見たこともなかったのに、初めて見た試合がものすごい試合で大興奮でした。両チームとも最後の最後まで諦めない姿勢に感動しました。

三女は、すっかり自分も上手くなった気になってしまったのか「次の試合、勝てそうな気がする!」と豪語していました。当日は、珍しく朝から緊張していましたが、結果は惨敗。

その翌週の練習試合も惨敗し、準備や行動が遅い子ども達は、コーチから「相手チームはコーチの指示を受けたら1秒後には動いていた」と叱られていました。確かに準備を早く終えればアップする時間が増え、指示を聞いてすぐに動けば練習量が増える。シュートで言えば1本2本回数を増やせる。些細なことだけど、本当に小さなことの積み重ねで1年もすれば大きな違いになる。「上手くなりたい!」「勝ちたい!」とは思うものの、そこに向かうための道のりは日々の練習だったり行動だったり、本当に小さなことの積み重ね。確かに相手チームは、ドリブルもシュートも上手く、どれだけ練習してきたのかと思わせるプレイばかりでした。

積み重ねと言えば、お花もやはり一朝一夕に上達はしないもの。先日の会議でも話題に上がったのですが、草月研究コースは同じテーマを何回も繰り返し履修することになるのですが、回数を経るごとに慣れていいものに仕上がっていきます。1回だとなんとなく未消化のまま通り過ぎてしまうテーマも何回もやることで、そのテーマにしっかり向き合い、いい作品になっていきます。

最近、新入会の方も増えていますが、先輩方の作品を見ると「こんな風になれるかしら」と思う方も多いかと思いますが、千里の道も一歩から。コツコツと積み上げることで、どんどん上達していきます。独創的で素敵な作品を仕上げている先輩方も皆はじめは同じように基礎コースからスタートしたのです。

 地道とも思える基礎練習を楽しくしっかりこなしていきたいですね。1年も折り返し、楽しくおけいこを続けて行きましょう!

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