活動の様子3月号

フラワースクール活動報告 2025年3月

【藤沢本校】

生け花の方は、桃の花を使って作品を生けました。桃は乾燥したり寒すぎたりするとつぼみのまま色が悪くなり開かないことがありますが、今年の桃は全部開いてとてもいい桃でしたね。

トータルFDコースではスイートピー3~4色とグリーンを少しでアレンジメントに挑戦しました。ふわふわとした春らしい色合いのスイートピーを皆さんとても素敵な作品に仕上げてくれました。

【目黒校】

久しぶりにジュニアの子が体験に来て、入会してくれました。元気いっぱいで、お話がとても楽しく、毎回楽しみながら作品を作っています。

周りのお姉さん達の作品にも興味津々で素直に褒めてくれるので大人の生徒さんたちもとても嬉しそうです。

【農水省・花幸会】

一回目、二回目とも桃を真にして、タイプの違う壺いけをを2回お稽古しました。

壺のボリュームに負けないよう苦労しましたが、線を強調して工夫して強さを出してバランスを取るなど努力していました。

【大田kkotkkot校】

1回目に桃の花、2回目に春一番コデマリを使い、入会1日目SFC生花からトータル研究、草月基礎から研究、FDとバラエテイーに富んだ稽古で、お互いの作品を参考に、楽しくお喋りも炸裂。

【韓国語とお花のLFS】 

韓国語の文法は少しずつ難しくなってきていますが、少しずつ慣れて様々な表現が出来るようになってきました。

お花は3色の紙を使ってお雛様アレンジメントを作りました。とても可愛らしい作品に仕上がりました。

SFC通信教育

箱に入れ、ご自宅にレシピと共にお送りする関係上、花の性質から時には水揚げの悪い時もありますが、そんな時はその花に合った水揚げ方法も指導して,見違える作品に。

ジャイアントガーベラは事故の起きやすい花材ですが、水揚げで見違える作品に。

思わぬアクシデントから、通常稽古では出来ないお稽古も出来ます。

HAMACHO HOTEL残席

檜枝先生が担当してくれているHAMACHO HOTELの華道体験ワークショップ、とても人気で3月も1月に満席となり、5月の回を募集中です。

とても素敵なお部屋での華道体験になりますので、ご興味がある方は是非お申し込みください。

2025年3月16日(日)
14時〜満席
16時〜満席

2025年5月18日(日)
14時〜残り5名
16時〜残り5名

こちらから

SFC談話室~平野先生より卒業に寄せて~

いよいよ今月三月でSFC教室(一部を残し)及び農水省花幸会を卒業させて頂きます。

長い50年に及ぶ花生活、慌ただしくも楽しい充実した時間でした。こんなに恵まれた状況のまま卒業させていただく事は、代々のスタッフ、生徒さんに感謝です。

定年まで働こうと意気込んで入省した農水省、時代は国際化が世界的に開花した時期。仕事、先輩、後輩、にも恵まれ、国際部に移動して直ぐの事、大変お世話になった先輩から、「お昼休みに貴女らしい教え方でお花のサークルを開いて」と、強い要請。雑用は全て後輩がやってくれるからと、半ば強制?そんな事で始まった花幸会。

本当に全ての雑用は会員さんが処理して下さり、何故か幹事さんは50年で三人、お二人は男性で20数年ずつずっと担当して下さり、お陰様で大きなもめごともなく過ごせました。(影で目立たぬよう支え続けていただきました。)

現在は初めて女性です。仕事の重職をこなしながら、細やかに幹事役を果たして下さっています。代々の幹事さんのお陰で昼休みという短時間の稽古に集中する事が出来ました。

途中で子供の病気や私事で、不本意ながら途中退職した後も、花は続けるべしと、先輩からの強いお薦めと励ましを頂き、何とかこれだけは、守りたいとこころに決めました。
(入省当時は、組合の意味が分からないと、一年間入会を拒否していた私でしたが、気が付くと部長秘書をやりながら全農林経済局婦人部長などといういかめしい役職を受け、それなりに格差是正運動に参加していました。そんな最中、厳しい中で頑張って働き続けている後輩、先輩達には、私の自己都合途中退職は、本当に心苦しいばかりでした。)

そんな思いを背にして数年して請われるまま、藤沢で専用教室を開く事になり、当時は、フジサンケイ等大手のマンモススクールが中心で、他は親密な関係の家庭での教室でした。

新しく教室を開くなら、今までにない教室にしたい。

働く人、忙しい主婦も気楽に花だけを見つめてお稽古が出来る教室。
都合の悪い時は移動が出来る、月謝を無駄にしない。
生徒さんの事情にあまり立ち入らない。
花を学ぶ事を中心に目指して、正確に教えられる。

花を介してみな平等にフランクにを、目指し運営して参りました。

伝統の上に新しいものを取り入れる事を大事にして。SFC独自のテキストをスタッフと共に沢山作り上げ、そのテキストを元にどの先生も、正確に教えられるよう、その上で先生達の個性が生かされるようにと願っています。

現、代表阿多は、小学四年生から(実際は私の膝の上の頃から花をいじり)本格的にお稽古を始め、出産以外は、休みなくお花のお稽古、指導を続けている花大好き人間です。
留学中も現地大学で教えて、勤務先商社でも後輩に請われて、夜お花を教えていました。

そんなSFCを知り尽くした現代表ですので、現スタッフと共に心を合わせて、SFCの伝統を引き継ぎつつ、新しいSFCを築いて行ってくれると信じています。

スクール生の皆様楽しみにしていてください。 皆様の今後の人生の中に、何らかでお花がお役に立てば嬉しいです。

改めて皆様に感謝を申し上げ、皆様のご健康を念じて卒業のご挨拶にさせて頂きます。

2025年3月     平野湘花