SFCニュース2月号

春、新しいことが始まります

 2022年もあっという間に1か月が経ってしまいましたね。ちょっと落ち着いたかと思われたオミクロンがこの1か月であっという間に感染が広がり、通信教育に切り替える方も多くなりました。

 2月初旬に長女の受験と次女の習い事の発表会を控えた我が家は、学校でも学級閉鎖が出たりと今までとは桁違いに身近に迫りくるコロナが気になりながらも、なんとか無事2大行事を終えられ、ホッとしているところです。

 2月3日、節分を新年の始まりとする考え方もありますから、鬼は外!と疫病と邪気を払って、ここで改めて気合を入れなおしたいですね。

 4月から長女と次女のW入学を控えた我が家はなんとなくソワソワ、バタバタな春を迎えますが、その勢いに乗ってかSFCも3月4月と少し大きめの仕事が入って来ました。

 3月の3連休にはかねてからお知らせしているNAGOMI HOUSEのオープンデーで祐天寺校の生徒さんの作品展があり、そこに向けて練習を始めています。

 また、3月から神楽坂藤井と言う会員制のレストランで毎週の生け込みが始まります。毎週となると私一人では難しいため、研修生の佐藤さんと檜枝さんにご協力いただいて進めていきます。

 その他、NAGOMI HOUSEからのご紹介で銀座のグレイスリーホテルでもワークショップが始まります。こちらもゆくゆくは、講師の資格を取った方の経験の場としていきたく、NAGOMI HOUSEの方とも連携して、上手く軌道に乗せたいと考えているところです。

 華々しい仕事のようですが、平野に「そんな得にならない事やめなさい」と言われるほど、地道な発信活動が実を結んできたというところでしょうか。まずは身近なところから、お花の活動をしていると発信してみることで、思わぬ時期に思わぬ広がりを見せていくものです。

 長女の卒園式の時は卒園児が2人しかおらず、思い出に残るようにと先生から花を生けて欲しいと依頼を受けたのですが、今回三女の保育園でも、その時にいらっしゃった先生が「阿多さんに頼もう」と提案してくださり、今回も依頼をいただきました。保育園は違えど10年以上も毎日送り迎えをして来た日々からの卒業。とても感慨深く、思い出に残る仕事になるなぁと、とても嬉しくお受けしました。子ども達もお母さんが生けると聞いて喜んでいる・・・はず!(笑)

 卒業や歓送迎会など、花の出番が多くなる時期ですから、「お花どうしようか」という話を聞いたら積極的に「私やれます!」と言ってみましょう。練習やお花の準備などバックアップしますので、せっかく身に着けたお花の技術を生かして、どんどんチャレンジしていってくださいね。

花材研究~花とSDGs~ フェアトレードフラワー

 フェアトレードといえばコーヒーやチョコレートなどが有名ですが、バラやカーネーションなどの切花にもフェアトレード認証製品があることは、意外にまだ広く認知されていません。
 世界の切花はそのほとんどが大規模なプランテーションで生産されていますが、そこで使用される農薬や汚水が適切に処理されずに環境に大きなダメージを与えたり、農薬を散布する労働者へ十分な防護服が提供されずに健康被害をもたらしたり、低賃金で働かされたりといった問題が指摘されてきました。

フェアトレード認証を受けている日本の切り花輸入販売業者は、現在2社ほど。

ケニアのバラが有名なようです。AFRIKA ROSEというブランドを作って販売されているものもあります。

切り花の世界でも、SDGsに関する様々な取り組みが広がりつつありますね。花を日常的に飾る私たちもこういった情報に敏感になり、賢い消費者となりたいですね。