SFCニュース12月号

 2021年も、もう残りわずか。今年もコロナに始まり、10月以降少し落ち着いた様子もありましたが、再び変異株のニュースで、年末年始がどうなっていくのか。そろそろ来年は様々な活動を正常に戻していきたいですね。

 そんな2021年はSFCにとって30周年という記念すべき年でした。コロナでなければ花展を開催して、多くの方と記念すべき年を祝いたいところでしたが、コロナの状況が見えない中で花展の企画はハードルが高く、スタッフ会議で議論の結果、30周年の記念誌を作ろうということになりました。外部の方々にも楽しんでいただける企画にしたいとクラウドファンディングにも挑戦し、おかげさまでおおむね制作費用を賄うことが出来ました。平田先生、山本先生のご協力のもと、無事に完成させることが出来ました。

 30周年どころか平野の川﨑教室スタート時から振り返った超大作となり、秘蔵の私の幼少期の写真まで入った楽しい作品に仕上がったと思います。

 生徒さんの作品については、ロケーション撮影なども考えましたが、おけいこすら通信だったり教室だったりと不安定な状況の中で、練習の時間を取ったり生徒さん同士の時間を合わせたり、またコロナの状況が不安定だったりということで、プロ撮影は断念し、30周年の「ありのままの今」を記録しようということで、普段のおけいこ写真を載せる事になりました。おけいこ写真とは言え、冊子にまとめてみますと、さすがSFC!個性豊かな作品が勢ぞろい。とても見ごたえのある写真集になったと自己満足。

日々真剣におけいこに取り組んで来た生徒さんと丁寧な指導をしてくださる先生方の力がしっかり表れていると感じ、とても嬉しく思いました。今月のおけいこで皆さんにはお配りできると思いますので、楽しみにご覧になってくださいね。

 さて、今月はいよいよ2021年締めくくりのおけいこになりますね。花材準備担当の平野が一生懸命お正月のおけいこ素材を買い集めています。最後のおけいこを楽しく終え、素敵なお花と共に明るい気持ちで新年を迎えたいですね。

 来年は祐天寺校は3月にNAGOMI HOUSEのイベントで作品発表会、藤沢は久しぶりの海生けを企画中です。ずっとずっと家や教室内にこもって頑張って来ましたから、来年は少しイベントを楽しんでいきましょう!お楽しみに!

花材研究~世界の祭りから~ 12月 ティアレタヒチの日

 タヒチの国花であるティアレタヒチは甘い香りの可憐な白い花。12月7日はティアレタヒチの日ということで、公共施設や銀行、商店、ホテルなどがティアレタヒチでデコレーションされ、その装飾の美しさを競い合うコンテストが行われるそうです。

 とタヒチ滞在記につづったと言われるほど。
 かつて画家ゴーギャンは「一度この香りをかいだものは、必ずタヒチに戻ってくる」